基礎から完成まで:現場では何が起きる?工期が延びやすいポイントを知る
The Complete Guide to Log Home Construction Timelines and Building Stages – Ep2

前編では、工事が始まる前の準備がとても重要だというお話をしました。
中編ではいよいよ、実際の現場で家がどうやって完成していくのかを、順番に追いながら見ていきます。
ログハウスの工事は、一般的な木造住宅と似ている部分も多いですが、
木材が大きく、構造がはっきり見える分、「先に決めておくこと」「後から変えにくいこと」が少し多いのが特徴です。
1)現場の流れをざっくり知ろう(基礎〜完成まで)
細かい工程を覚える必要はありませんが、まずは「こんな順番で進む」という全体像をつかんでください。
1. 敷地の準備(仮設・地盤調査・土工事)
土地の状態を確認し、必要があれば木を伐ったり、地面を整えます。
2. 基礎工事(配筋→型枠→打設→養生)
コンクリートで家を支える土台をつくります。見えなくなる部分ですが、時間をかけてしっかり行われます。
3. ログ材・骨組みを組み上げる(上棟)
クレーンを使って、大きな木材を一気に組み上げます。この段階で「家の形」がはっきり見えてきます。
4. 屋根工事(野地→ルーフィング→仕上げ)
雨が入らない状態にする、とても重要な工程です。
5. 窓・玄関ドアの取り付け(開口部)
外部と内部をしっかり区切ります。
6. 配管・配線などの工事(設備の粗工事)
水道・電気・換気・暖房など、生活に必要な設備を入れていきます。
7. 断熱・気密・防湿処理
外気からの気温や湿気を遮断する断熱材や防湿シートを貼り付けます。
8. 内装・外装の仕上げ(床、壁、天井、階段、塗装、デッキ等)
床や建具、塗装、デッキなどを整えます。
9. 器具付け・試運転
給湯器、暖房、換気、照明などの設置していきます。
10. 最終確認・引き渡し(検査・手直し・引渡し)
チェックを行い、いよいよ完成です。
ログハウスでは、壁そのものが仕上げになることも多く、その場合は「内装工事が少なく見える」反面、途中での変更がしにくいという特徴があります。
2) 工期が延びやすいのは、どんなとき?
ログハウスの工事が予定より長引く理由は、ほとんどが「待ち時間」と「やり直し」です。
基礎工事のあと、すぐ次に進めないことがある
コンクリートは、打てばすぐ完成ではありません。しっかり固まるまで待つ時間が必要です。
特に、
- 冬の寒い時期
- 雨が多い時期
は、どうしても日数が延びやすくなります。
大きな木材が現場に入らない
ログハウスは、材料がとても大きく重いです。
もし、
- 道路が狭い
- 電線や木が邪魔になる
といった条件があると、クレーンが使えず、予定通りに進まないことがあります。
屋根が掛かるまでに時間がかかる
家づくりでとても大切なのが、早く雨を防ぐ状態にすることです。屋根ができる前に雨が続くと、木材に水分が入ったり、作業が止まったりして、全体に影響が出ます。
設備の位置が後から合わなくなる
ログハウスは、後から穴を開けたり、通し直したりするのが難しい部分があります。
そのため、
- 換気
- 暖房
- 配管
などの位置が後で変わると、工事が止まりやすくなります。
窓やドアまわりの調整で時間がかかる
ログハウスは木の家なので、完成後もわずかに動きます。それを考えた取り付けが必要なため、調整に時間がかかることがあります。
3) ログハウスの種類で、工事の進み方は少し変わる
ここでは専門的な話は省きますが、工法によって「どこで時間がかかりやすいか」が違うことだけ知っておくと安心です。
ログハウス(壁がそのまま木の家)
- 組み上がると、完成形が早く見える
- その分、途中での変更はしにくい
- 事前に決めることが多い
ティンバーフレーム(骨組みが主役の家)
- 骨組みはあっという間に立つ
- その後の壁や断熱で時間がかかりやすい
- 「建ったのに完成しない」と感じやすい
どちらが良い・悪いではなく、「進み方の特徴が違う」と理解しておけば十分です。
4)施主として知っておくと安心なポイント
現場を管理するのは施工側ですが、施主として次のことを知っておくだけで、打ち合わせがとても楽になります。
- 屋根ができるまでが最優先
- 窓・設備は早めに決めるほど安心
- キッチンや設備は、納期が工期に影響する
- 冬の工事には、できない作業もある
ログハウスは、始まってから考えるより、始まる前に決めるほどスムーズです。
後編では、
- ハンドカットログ
- ラミネートログ
- マシンカット・ダブテイルログ
- ティンバーフレーム
それぞれを、「工期」「特徴」「気をつけたいポイント」という視点で並べて紹介いたします。これからログハウスを建てたい方が、不安を減らし、納得して選ぶための最終章です。
本記事については、【ハースストーンホーム】までお問い合わせ下さい。

